「―が~を…する」という文の「―が」の部分に当たる語を主語(Subject)と呼ぶ。主語になるものは、名詞・代名詞のほか、名詞相当語句*1に限られる。

主語になる名詞相当語句の例

(1) 名詞

(2) 代名詞

(3) 形容詞

(4) 分詞

(5) 不定詞

(6) 動名詞

(7) 名詞句

(8) 名詞節

(9) 引用語句

複合主語と形式主語

主語には、一般的な主語に加えて複合主語と形式主語の2つがある。

(1) 複合主語

(2) 形式主語

主部が長すぎると文のバランスが悪くなるため、 it を形式的に置くことで主語の代用とし、後ろの主語を受けさせることがある。このとき、 it を形式主語(Formal Subject)と呼び、後ろの主語を真主語(Real Subject)と呼ぶ。真主語は不定詞・動名詞・名詞節などの名詞相当語句である。


*1 文中で名詞以外の語句が名詞の機能と同等に使われるとき、その語句を名詞相当語句(Noun Equivalent)と呼ぶ。同様に、形容詞以外の語句が形容詞の役割を果たすときには形容詞相当語句、副詞以外の語句が副詞の役割を果たすときには副詞相当語句と呼ぶ。

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